レギュラー番組/菅原明子の「エッジトーク」

●ゲストー株式会社Adat.代表・福澤英弘さん
≪ 今回、2週にわたってお送りするゲストは、株式会社Adat.代表・福澤英弘さんで...≫


今回、2週にわたってお送りするゲストは、株式会社Adat.代表・福澤英弘さんです。福澤英弘さんの著書『すぐに使える定量分析』(PHP)を中心にお話を伺いました。

■「すぐに使える定量分析」

菅原:今日の一冊はすぐに使える定量分析という漫画と統計学の組み合わせでできあがった、とてもわかりやすいストーリー漫画です。お書きになったのは福沢英博さんです。今日はありがとうございます。

福澤:ありがとうございます。

菅原:この本は、ラブスートリーと経営の意思決定をひとつのストーリー漫画として作っていて、飽きないようにできあがっててすばらしいですよね。漫画もすばらしいし、これを漫画にするのも才能ですよね。今みたいな時代にTOBされて自分の大事な会社がよその会社に買い取られるとか。日本もグローバルな考え方をしなきゃいけない。統計的に考えようとなっていて、数字で考えることがいかに大事かが書いてありますね。

福澤:大学の経済学部などではもっと深いことをやってるんですけど、私も経済学部卒業なんですけど、大学で学んだものはほとんど頭に残ってないんです(笑)。ただ、実際社会人になっていろんな判断をしなくちゃいけない時に統計的なものの考え方が必要だと思うようになりまして、時々、本を読んだり読みなおしてみたりする。いずれにしても、統計とか考えてない人にも必要だということで、こんな形の本にまとめたんですね。

菅原:今、戦略的人材開発の実現を支援することを目的に会社を作られてますよね。会社の中ではこういうことを教えてらっしゃるんですか。

福澤:そういったことも多いですね。前職では論理思考だとかの講座をプロデュースすることもあったんですね。論理的に物事を考えることは大事なんですが、数字がついてないことが多いんですよ。

菅原:そうなんですね。日本人はなんでロジックの中に数字を入れないんだというのはおかしいでしょ。いまだに企業の話してると売り上げだけでものを考える人が多いですよね。それでも、利益は?と聞かなくちゃ、いくら売り上げが大きくても1%も儲かってないデパートだったら、売り上げの話してもしょうがないでしょ!って人海戦術でモノを売ってる会社じゃ、ちょっとサービスしちゃったら赤字になっちゃいますよね。

福澤:これは、日本の特徴だと思うんですけど、経営者が売り上げだとか、従業員の数で自分を誇らしく思うというんですかね。「何千億円の会社を経営してます!」とか、「3000人の社員がいます!」とか、もちろん、それだけ雇用責任を果たしてるという意味では立派なんですけど、それが優先順位の一番にきちゃってるような気がしますね。

菅原:もしかしたら、昼寝して外で営業マンのふりしながら、どこかで寝てたり、ゲーム屋さんに入ったりする人がいっぱいいるかもしれないでしょ。だから、おかしいなという気がしますよね。

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■福澤英弘(ふくざわひでひろ)

上智大学経済学部・慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了。(株)富士銀行、(株)コーポレイトディレクション、(株)グロービスを経て、2007年(株)アダットを設立、代表取締役に就任。主な著書は、『定量分析 実践講座』(ファーストプレス)、『個を活かし企業を変える』(共著、東洋経済新報社)、『MBAマネジメント・ブック』(共著、ダイヤモンド社)など。

≪11月17日(水)・11月24日(水)23:00~23:30・ラジオ日本「菅原明子の『エッジトーク』でどうぞ!≫